確定申告と節税対策のポイントとは？
会社勤めから独立し、フリーランスのIoTエンジニアとしてのキャリアを踏み出した際に重要なテーマとなるのが、確定申告と節税対策です。これまで会社が全部やってくれていたことも、フリーランスになればすべて自分で行う必要が出てきます。ある程度事業が成功すれば税理士を雇ってサポートしてもらうという選択肢も出てきますが、その場合は当然コストがかかるので、少なくとも当面の間は申告から納税、さらに節税対策まですべて自分で行うことになるでしょう。
確定申告と節税対策のポイントは、経費・控除・青色申告をいかにうまく使いこなせるかです。とくに独立した段階で理解しておく必要があるのが、青色申告です。通常の白色申告に対して青色申告で確定申告することで、控除などの税制面のメリットが受けられます。これは誰でも利用できるわけではなく、事前に届け出を行うこと、そして複式簿記による帳簿付けが義務付けられるなど正しい手順を踏むことが求められます。
それから控除。これも独立した以上、自分がどんな控除を利用できるのかをしっかり踏まえた上で確定申告の際に利用する必要があります。例えば家族がいる場合には扶養控除や配偶者特別控除などが利用できますし、そのほか社会保険料控除や生命保険控除などもあります。これらの控除はたとえ条件を満たしていてもきちんと申告しなければ適用されないので要注意です。
そして経費の計上。事業のために使った必要経費を事業収入から差し引くことで納税額を減らすことができます。経費にできる部分はどんどん計上する一方、逸脱しすぎて税務署から目をつけられないよう、正しいやり方で行わなければなりません。